幸福の鍵
わたしはいつも
あなたのそばにいる。
一番頼りになる助け手でもあれば、あなたが背負う最大の重荷でもある。
私はあなたの命令次第で動く。
あなたのすることを私に任せてくれれば 私は 素早く正確に片付けてしまう。
私の扱いは簡単 しっかり指示すれば、それでいい。
どのようにしてほしいのかを明確に示してくれれば、少しの練習のあとで自動的にそのことをこなす。
わたしはすべての偉人の下僕であり そして残念ながら、すべての失敗者の下僕でもある。
偉人な人が偉人になったのは私のおかげ。
失敗した人がしくじったのも私のせい。
私は機械ではないが、機械のように正確に そして知性あふれる人間のように賢く働く。
利益になるように私を使うこともできれば 破綻をきたすように使うこともできる。
私にとってそれはどちらでもよい。
私を利用して訓練し、しっかりと指示してくれれば 世界をあなたの足もとに届けてあげよう。
しかし、私を甘く見れば、あなたをほろぼすだろう。
私は誰だろうか?
私は習慣である。